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全国日蓮宗青年会

ぜんこくにちれんしゅうせいねんかい #715

全国日蓮宗青年会

ぜんこくにちれんしゅうせいねんかい

日蓮宗の青年僧侶が、自主的に運営活動している団体。
宗制上に定められた団体ではない。
略称を「全日青」という。
日蓮宗の僧侶をもって組織された青年会および日蓮宗の青年僧侶を結集し、宗祖の願業である立正安国土建設のためにまい進することを目的とする。
この目的に賛同する全の各宗務所を単位に結成されている地区の青年会によって編成され、目的達成のため、(1)単位日蓮宗青年会の連携、協力、組織化の推進、(2)門下各派および他教団の青年会との提携、(3)全国日蓮宗青年結集大会の開催、(4)現代社会に立脚した教学の研鑽とその布教実践、(5)立正平和運動の推進、(6)機関紙、パンフレット、その他の文書発行および宣伝、(7)信徒青年会の教化育成など、その他、目的達成に必要な一切のを行っている。

活動方針や活動計画の承認、予算の議決と決算の承認、役員の選出、規約の改正、その他、重要な会務の決定などは、最高議決関の代表者会議で行われる。
代表者会議は、加盟する全の各単位日蓮宗青年会によって選出された各一名の代表者をもって構成され、毎年四月と一一月に、委員長の招集によって定期代表者会議が開催されるほか、加盟団体の二分の一以上の要請があるときは、臨代表者会議が招集される。
代表者会議の議決に基づき会務を執行するのが執行委員会で、委員長一名、副委員長二名、局長一名、務局次長一名、担当委員若干名の役員で構成され、代表者会議の議決を要する会務のうち、緊急を要する項で、かつ代表者会議の開催が困難な場合は、常任委員会の議決を得て、その会務を執行することができる。
常任委員会は委員長が招集し、全の九ブロックから、ブロック内の各単位青年会の代表者のうちから選出された各一名の常任委員をもって構成される。

各地に散在している地区の青年会をまとめて、統一した運動をしようという青年の声が高まった昭和三二年(一九五七)二月九日、日蓮宗宗務院立正平和本部の企画で「日蓮青年の集い」が開かれ、九月二八日には、東京青年会と日蓮青年会が、全国の青年組織の強化をはかるために、発展的合同をとげ、本部を宗務院において、日蓮宗青年会として発足した。
委員長には石川泰道が選出された。
これより先、立正青年連盟から発展した日蓮青年会は、僧侶に青年檀信徒、日蓮門下在家教団をも含め、布教部を中心に、地方伝道や創価学会破折のために、宗門史上に特筆すべき活躍をした。
三三年には、熊沢繁樹が委員長となり「日蓮宗青年新聞」(タブロイド版四頁)を発行するなど、全組織化の盛り上げをはかった。

三四年には加藤仁、三六年には新井智清が委員長となり、組織拡充と門下青年の集いの開催を目標に、三七年八月二九、三〇の二日間、東京都池上本門寺に全国から一二〇人が集まり、門下青年を統一し、日蓮門下青年連絡協議会(略称=日青連)を発足させ、その事務運営は在来の日蓮宗青年会が担当した。
三八年には、日蓮宗青年会の委員長に板垣圭秀が選出され、八月二九、三〇の二日間、東京都江東区深川の浄心寺に全から六〇人が集まり、日蓮門下青年代表者会議を開催。
日蓮門下の青年会を結集し、宗祖の願業である立正安国土建設のためまい進することを目的とし、この目的に賛同して参加した日蓮門下青年の各団体によって構成し、代表者一名を委員として最高議決関である代表者会議と、会務を執行するため、その下に執行委員会を置くことなどを骨子とした規約を承認。
役員として、委員長(一名)に近江幸正、副委員長(二名)に風随宏、菊池本尚、局長(一名)に持田貫宣、執行委員若干名を選出した。
これが現在の全日青の始まりといえる。
四四年二月の代表者会議では、規約改正が承認され、名称を日蓮宗青年会(略称=全日青)と改めた。
またこの年の全結集から僧侶のみによって開かれ、信徒青年は別に信徒青年の集いを開くようになった。

活動は年一回開かれる代表者会議や全結集で討議されてきた。
関紙「日青連」「全日青」を発行し、教団の民主化を非住職教師の選挙権獲得、信徒青年会の育成、唱題行の普及と作法の統一、立正平和運動と被爆者援護、ご遺文拝読と行学道場の開催、七〇〇遠忌事業と全国縦断唱題行脚などの運動を提唱し実践してきた。

○委員長 近江幸正(昭和三八-四〇年)。
随宏(四〇-四一年)。
小倉光雄(四一-四三年)。
菅野啓淳(四三-四五年)。
渡辺清明(四五-四七年)。
奥邨正寛(四七-四九年)。
永倉嘉文(四九-五十一年)。
能登海正(五一-五三年)。
伊東隆司(五三-五五年)。
小野文珖(五五年-)。
結集
第一回池上結集(昭和三七年、東京池上本門寺)。
第二回深川結集(三八年、東京深川浄心寺)。
第三回京都結集(三九年、京都妙顕寺、本法寺)。
第四回九州結集(四〇年、福岡日蓮聖人銅像護持教会)。
第五回中部結集(四一年、名古屋法輪寺ほか)。
第六回清澄結集(四二年、千葉清澄寺)。
第七回岡山結集(四三年、岡山蓮昌寺)。
第八回北海道結集(四四年、札幌経王寺)。
第九回大阪結集(四五年、大阪雲雷寺ほか)。
第一〇回身延結集(四六年、身延山久遠寺)。
第一一回青森結集(四七年、青森蓮華寺ほか)。
第一二回竜口結集(四八年、神奈川竜口寺)。
第一三回長崎結集(四九年、長崎雲仙)。
第一四回北陸結集(五〇年、石川妙成寺、妙典寺ほか)。
第一五回神一結集(五一年、横浜常照寺)。
第一六回熊本結集(五二年、熊本)。
第一七回名古屋結集(五三年、名古屋本遠寺)。
第一八回埼玉結集(五四年、埼玉立正大学)。
第一九回伊豆結集(五五年、伊東現寺)。
第二〇回池上結集(五六年、池上本門寺)。
(丸山邦雄)

【補記】
上記は昭和五六年発行『日蓮宗典』掲載の内容である。
全国日蓮宗青年会は平成二四年に結成五〇周年を迎えた。《『全国日蓮宗青年会 創立五十周年記念誌』平成二九年》

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