仏具
仏具
ぶつぐ
法要儀式を執行するに要する器具類の総称で「法具」という語も同義に用いている。
また式具などの呼称もあるが、この二つは、おおむね、法要儀式にあたって僧侶が手にとって扱う器具という意味に使われている。
以下、用途別により分類して名目を列記する。
(一)荘厳具=仏菩薩の威徳を顕わすために仏菩薩像の周辺を荘厳光飾する具。
須弥壇・宮殿・厨子・仏天蓋・人天蓋・幢幡・瓔珞・華鬘・灯籠・水引幕・打敷・前机・斗帳など。
(二)供養具=香・花・灯明・飲食などの供養に要する具。
香炉・花瓶・燭台・茶湯器・懸盤(霊膳)・三方・高坏など。
(三)犍稚具(梵音具)=音を発する具。
梵鐘・喚鐘・磬・鏧・引鏧・鈴(錀)・鐃・鈸・鰐口・魚板・木魚・木鉦・太鼓など。
(四)僧具=法要執行に際して身に著け、もしくは取扱う具。
法衣・袈裟・帽子・袴(切袴・差貫)・沓・坐具・数珠・扇(雪洞・中啓)・払子・華籠・柄香炉・香炉・如意・錫杖・居箱(科註箱)など。
なおこの他に礼盤・経机・過去帳・曲彔・二畳台・拝敷・施餓鬼壇・説教用の高座など、前の分類に納まらないものもある。