坐具
坐具
ざぐ
梵語のniṣīdana音写して尼師壇、尼師但那といい、漢訳して随坐衣、坐臥具、敷具、坐具という。
本来は比丘六物の一つとして『五分律』に「三縁の為に之を制す。
一に実を護る為、二に衣を護る為、三に衆人の牀席臥具を護る為」といっているように、比丘の日常生活の必需品の一つであったが、後代、仏菩薩を礼拝する時の法具として使われるようになったものである。
色材質は袈裟と同色同質のものを用い、原則として不正色の布で作るべきもの。
なお、絹地金襴縁の坐具は導師の持物であるが、導師といえども褊衫裙被着の場合は麻の坐具を用いる。
寸法については袈裟と同様、各人の身長等の都合に従って大小を勘案することは自由であるが、現在本宗で一般的に使用している坐具の寸法は、長さ三尺三寸二分、幅二尺四寸五分(曲尺による)のもので、これは長跪してさばくのに適当な大きさのものである。