幢幡
幢幡
どうばん
道場内の荘厳具の一つで、幢を六角ないし八角形の筒形に組合せ瓔珞をつけて内陣の天井から吊すようにしたもの。
幢は梵語のdhvajaまたはketuといい、駄縛若、計都と音写し、長い竿の先に宝珠をつけ、様々な布を垂らして飾るもので和名は「はたばこ」といい、幡も同じく、竿に吊した「はた」のことをいう。
古くインドでは幢・幡ともに起りは武人の武勲を誇示する旗印であったが、仏教に取入れて仏菩薩の降魔の威徳を表わすものとして用いるようになったものである。
つまり幢幡とは幢、幡、両種の功徳を兼ね備えたものといえよう。
《『国史大辞典』一〇巻「幢幡」の項、『広説仏教語大辞典』『岩波仏教辞典』「幢幡」の項》