妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

てん #1412

てん

(一)一般には虚のこと。
(二)界、上界、道、趣、有(てんぬ)と同じ意味で、十界、六凡、六道、六趣の中の一つ。
三界の中の欲界には四天王・忉利天(三十三天ともいい、この天の主が釈提桓因、即ち帝釈天)・夜摩天・兜率天・化楽・他化(第六ともいう)の六があり、これを六欲という。
色界には初禅に梵衆・梵輔・大梵天の三天、第二禅天に少光天・無量光天・極光浄天の三天、第三禅天に少浄天・無量浄天・遍浄天の三天、第四禅天に無雲天・福生天・広果天・無想天・無煩天・無熟天・現天・・色究竟の九、合わせて十八がある。
無色界には無辺処・識無辺処・無所有処・非想非非想処有頂天ともいう)の四がある。
これらを合せて三界二十八天という。
(三)界に住する人や衆をいう。
神のこと。
梵天王帝釈天四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)とを併せて「梵釈四王」といい、仏法守護の神とする。
日蓮聖人梵天・帝釈ともに法華経序品において、その会座に列なっていることから、法華経守護の善神とし、大曼荼羅にも勧請している。
聖人が『開目抄』等において「天の加護」「天の御計い」等と述べているのは、これら諸天善神の法華経ならびに法華経の行者に対する守護を意味する。
《『遺文辞典』歴史篇「」の項》

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