しぜん
(一)欲界の迷いを超え、色界に至って生ずる四段階(初禅から第四禅)の瞑想境地をいう。
初禅は覚・観・喜・楽・一心の五支からなる。
第二禅は内浄・喜・楽・一心の四支よりなる。
第三禅は捨・念・慧・楽・一心の五支からなる。
第四禅は不苦不楽・捨・念・一心の四支からなる。
(『般泥洹経』正蔵一巻一八八頁bを参照)。
(二)色界の四禅天の略。
日蓮聖人は『千日尼御前御返事』(定一五九八頁)等において四禅について述べているが、日蓮聖人の遺文にも二意があり『法華題目鈔』(定三九二頁)においては(一)の意であり、同(定三九九頁)は(二)の意である。
《『遺文辞典』教学篇「四禅」の項》