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二十八天

にじゅうはちてん #394

二十八天

にじゅうはちてん

三界に存在する界の数。
凡夫の生死往来する世界を三つに分けて三界(三有)という。
(1)欲界は、婬欲、食欲、睡眠欲を有する有情界で、上は六欲より中は人間の四大洲、下は無間地獄に至るまでをいう。
(2)色界は、浄妙なる有形の物質界で、婬欲、食欲等を離れた有情の住所をいう。
身体または宮殿ともいい、禅定の浅深麁妙によって四段階があり、四禅と称し、この中に十六あるいは十七、あるいは十八があるといわれる。
(3)無色界は、色ち物質的なものは一切なく、身体もなければ宮殿土もない世界である。
唯心識をもって深妙なる禅定に住するから、これを無色界という。
既に無色(無物質)なれば方所を何れとも定めがたいが、ただ果報の勝れたる義について色界の上にあるという。
この無色界に四ある。
今、欲界の六、色界の十八(薩婆多部は十六、経部は十七上座部は十八天を立つ。大乗は上座部の説による)。
無色界の四を合わせて二十八天という。
《『倶舎論』世三界義、『天台四教義集註』》

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