妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

生死

しょうじ #4147

生死

しょうじ

梵語saṃsāraの訳で、輪廻とも訳す。 六道の迷界を生れ代り死に代りして繰返すことをいう。
凡夫は地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道の中で生死流転を重ねつつ苦を受ける。 例えば衆生がつくった悪業因縁によって悪趣におもむき、それぞれの苦を受けるが、そこでの苦業が尽きれば再び人間・天上へと進むが、更にその上の四聖の悟りの世界へ進むことができず、また堕獄にあって生死を繰返す。 このことは車輪が同じ所を繰返して回るのに似ているところから、輪廻とも訳される。
この生死の苦から脱れることを解脱・涅槃成仏という。 そのためには仏法の修行によらねばならない。 末法にては日蓮聖人によれば、法華経による以外にはない。 また末法の機は本未有善の機であるから、下種の題目によってのみ脱れうる。
《『遺文辞典』教学篇「生死」の項、『岩波仏教辞典』「生死」の項》

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