輪廻
輪廻
りんね
梵語saṃsāraの訳語。
輪廻は業と関係して解脱に至らないで、この苦しい世界で生と死とを繰返すことをいう。
仏教では「輪廻転生」「六道輪廻」などの熟語でよく使われる。
仏教は迷いの世界を六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上)に分け、悟りの世界を四聖(声聞・縁覚・菩薩・仏)に配する。
輪廻は六道の中に生死流転することである。
そして特に地獄道・餓鬼道・畜生道を三悪道と呼ぶ。
仏教は、この六道輪廻から脱して、即ち解脱・成仏して仏界に到ることを目的としている。
日蓮聖人はこの目的を達成するには法華経信仰以外にないと教えた。
仏教の外ではバラモン教のウパニシャッドは「五火二道」の輪廻説を説く。
《『遺文辞典』教学篇「輪回・輪廻(りんね)」の項、『日蓮辞典』「六道輪廻」の項、『広説仏教語大辞典』『新版仏教学辞典』『岩波仏教辞典』「輪廻」の項》