妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

菩薩

ぼさつ #4615

菩薩

ぼさつ

サンスクリット語bodhisattvaの音略。
菩提薩埵(ぼだいさつた)、菩提索多、扶薩(ふさつ)とも書き、道衆生、覚有情、道心衆生、大士、高士、開士、などと訳する。
菩提(bodhiさとり)を求める人(sattva)をいう。
(1)三乗の一であり、十界の一でもある。
一般には大乗仏教における理想的な人間像を示す人格概念であり、菩提心(bodhi-citta)を発して仏道に入り、四弘誓願を発し、六波羅蜜を修行し、上は無上菩提(=無上正等覚)を求め(自利)、下は衆生を教化し(利他)て、五十一位・三祇百劫の行を経て、未来にのさとりを開く者のこと。
小乗においては釈尊の成道以前の前生における修行期のすがたをいう。
大乗においては在家出家にわたって仏道上求菩提下化衆生・自利利他の行をもって修するものをいう。
(2)また朝廷から高徳の僧侶や神明に下賜された称号。
行基大菩薩とか八幡大菩薩とかがそれである。
日蓮聖人の法敵の極楽寺良観もまた忍性菩薩という。
日蓮聖人もまた日蓮大菩薩と称される。
《『遺文辞典』教学篇「菩薩」の項、『日蓮辞典』「菩薩」の項、『天台学辞典』「菩薩」「菩薩の位次・別」の項》

← 事典トップ