さんぎひゃっこう
小乗の菩薩が成仏するまでに修行する長い時間をいう。
小乗の菩薩は三阿僧祇劫の間六度の行を修行し、等覚の位に至り、この位において三十二相を得んが為に百劫の間福業を修する。
『一代聖教大意』にはこの修行も法華経を見聞読誦しなければ真の菩薩行でないこと(定六七頁)が、また『本尊抄』には釈尊因位の長時の菩薩行の一として挙げられ、これを我等己心に具することの難信(定七〇七頁)が説かれている。
《『遺文辞典』教学篇「三祇百劫」の項、『岩波仏教辞典』「三祇百大劫」の項、『天台学辞典』「三祇百劫」の項》