出家
出家
しゅっけ
捨家ともいい、家を捨て去って仏道修行に専心する身となることをいう。
在家の対語。
出家して僧侶になるために得度受戒の式典を行う。
入門式で出家が守るべき戒法を誓願し剃髪し法衣を着する。
出家はたとえば遁世とは異質であって、迷いの苦界から越え出て仏の世界に悟入することを目的とする。
世俗を離れた清らかな世界を出世間といい、転じて仏のさとりの世界や境地に入ること、つまりその略語の出世が出家の目的である。
日蓮聖人は「夫(そ)れ出家して道に入る者は法に依って仏を期する也」(定二〇九頁)と規定する。
仏法によって仏となることをめざす者が出家なのである。
法師、沙門、釈子などともいい、聖人は釈子日蓮・沙門日蓮などと署名している。
《『遺文辞典』歴史篇「出家」の項》