妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

そく #997

そく

二物相融じて差別なきの意。
相在ともいう。
大般涅槃経』巻一三に「善男子よ。世諦はち第一義諦なり」という句があるが、この場合のちが「」である。
吉蔵などは、このに種別をもうけ、是の、不相離のを立てるが、華厳教学においては、体の上において、相をいい、用の面において相入をいう。
この意味からすれば、は体の上においていわれるものとすることが出来る。
止観輔行伝弘決』巻一之一には「とは広雅に云わく合なりと。もしこの釈によれば、なを二物相含をと名づくるに似たり。その理猶ほ疎し。今義をもって求むるに体不二の故に、故に名づけてとなす」とある。
この解釈によれば、は体についていわれるものであることが明確となる。
《『遺文辞典』教学篇「」の項》

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