妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

果報

かほう #3577

果報

かほう

因縁によって得た結果と報い。
悪の業因により悪の果を得、悪の縁によりの報いを受ける。
教の基本理念であり、因は種子、縁は風雨環境、果は結実、報は実の大小美醜貧富の差に例える。
果報因縁によって生じ来り、三世にわたって連続する。
『諸経要集』に「過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果を見よ。 未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」とある。
更に果報を三つに分け、
(一)順現―過去にも悪もなさず、故に現在の悪の業が、今生で皆果報となる。
(二)順生―過去に大を行った故に今生で悪を作っても、そのを償い尽すまでは悪報がこないし、過去の大悪の故に今生に善根を積んでも、を償い切れず不幸が続く。
(三)順後―過去のが強い故に、今生未来までもその余残を受ける。
――とあるが、日蓮聖人はいかなる大悪も法華信仰の大善により、定業も能く転じて得現の果報を成ぜんと断ぜられている。
《『修験故事便覧、『遺文辞典』教学篇「果報」の項

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