荘厳具
荘厳具
しょうごんぐ
仏像や仏寺などを厳飾するものを荘厳具という。
普通は供養具、梵音具、僧具などの仏具・法具の類は別とするが、広義には、堂塔伽藍をはじめ、寺域において用いるすべての仏具・法具類は、裟婆世界に仏国土を顕現するためのものであるから「荘厳具」ということができる。
法具・供養具などの分類をする上では天蓋、宮殿、仏龕、幢幡、瓔珞、華鬘、水引幕、灯籠、常花、大前机、三具足、五具足などを指していう。
また荘厳具が仏・菩薩などの像に直接付属した場合には、「身荘厳(衣服を含まない)」と呼ぶことがある。
身荘厳は一般に菩薩以下の諸像を飾るが(大日如来および宝冠如来像を除く如来像は、普通納衣とよぶ袈娑以外は身につけない)。
それには宝冠・耳飾・胸綴・瓔珞・条帛・鐶釧などがあり、身荘厳以外の仏寺の荘厳具としては天蓋、須弥壇、台座、厨子、華鬘、幡、その他がある。
《『遺文辞典』歴史篇「荘厳」の項》