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大日如来

だいにちにょらい #1335

大日如来

だいにちにょらい

梵語Mahāvairocanaを摩訶毘盧遮那と音写し、大日と訳す。
密教の教主で真言宗本尊
金剛界大日=智法身、胎蔵界大日=理法身、この二身は不二にして無始無終法身とされる。
宇宙の真格化したもの。
大日経』の訳者善無畏は(1)除闇遍照(如来の智慧の徳)、(2)長物成就(如来の慈悲の徳)、(3)光無生滅(如来の本有常住の徳)の三義に釈す。
密教では大日法身の説法を説くが、これに対して日蓮聖人は「大日如来は何(いか)なる人を父母として、何なる国に出て、大日経を説き給けるやらん。もし父母なくして出世し給ふならば、釈尊入滅以後、慈尊出世以前、五十億七千万歳が中間に、仏出て説法すべしと云ふ事、何なる経文ぞや」(『祈祷鈔』定六八五頁)と疑問を投じている。その「大日法身と云ふは法華経の自受用報身にも及ばず。況んや法華経の法身如来にはまして及ぶべからず」(『真言天台勝劣』定四七九頁)と批判し「大日は只是釈迦の異名」(定四八〇頁)であるとした。
なお密教では大日法身と釈迦応身とは二仏同体、東寺密教では釈迦・大日は別体とする。
《『遺文辞典』歴史篇「大日如来」の項、『広説仏教語大辞典』「大日如來」の項、『日蓮辞典』『岩波仏教辞典』『図説仏教語大辞典』「大日如来」の項》

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