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常住

じょうじゅう #1973

常住

じょうじゅう

常に住すること。
無常に対する語。
生滅変化することなく過去・現在・未来の三世にわたって存在し、無始無終なることをいう。
また生滅変化する万物の立場に一貫した存在の実を認めること。
小乗では一切の諸法を無常とし、涅槃の法のみ常住と定めたが、大乗では涅槃の法だけではなく、その法に即した法身仏も常住と説く。
更に法華経に至ると世の法も涅槃の法、出世間の法に即して常住とし、方便品には「是の法は法位に住して、世間の相常住なり」とみられる。
更に本門に進んで寿量品では法身仏だけでなく報身仏・応身仏も共に常住であると仏身の常住・三身常住を説き、仏土の常住も明かして、現実の相をそのまま常住の実体とし、現象実在を最も徹底させた。
日蓮聖人は『開目抄』に、涌出・寿量の二品を除いて皆「法身の無始無終はとけども応身報身の顕本はとかれず」(定五五三頁)と判じ、『観心本尊抄』では、久遠の仏に開顕された世界を「今本時の娑婆世界は三災を離れ、四劫を出たる常住の浄土なり。仏既に過去にも滅せず未来にも生ぜず。所化以って同体なり」(定七一二頁)と明かした。
《『遺文辞典』教学篇「常住」の項、『日蓮辞典』「常住」の項》

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