妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

如意

にょい #1428

如意

にょい

説法、讃、法会などに於て師が所持して威儀をととのえる法具
『釈氏要覧』に「梵に阿那律と云い、秦に如意という。指帰に云く、古えの爪杖なり。或は骨、角、竹、木を刻して人の手指爪を作る。柄は長さ三尺許りなるべし。或は背に痒あり、手致らざる所は用いて以て掻抓し、人の意の如くなるが故に如意と日う。(略)皆云く、如意の制は心の表なり。故に菩薩は皆これを執る。状は雲様の如く、又此の方の篆書の心字の如くなるが故なり。(略)又云く、今の講僧尚お之を執るは多く私に節文祝辞を柄に記して忽忘に備え、要時に手に執りて目対するに人の意の如くなるが故に名づく」と定義しているが、払子と同様、威儀をととのえる法具としての意味がつよい。
持ち方は右手に柄端を執り、左手で中程をかるく支えること払子と同様であるが、本宗ではあまり用いていない。
『岩波教辞典』「如意」の項

図版

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