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観無量寿経

かんむりょうじゅきょう #4748

観無量寿経

かんむりょうじゅきょう

一巻。 劉宋の元嘉年中(四二四-四五三)に疆良耶舎(きようりようやしや)が訳出。
詳しくは『説観無量寿仏経』といい『無量寿観経』ともいい、また略して『観経』ともいう。 浄土三部経の一つ。
本経は経題の示すように観を説いた経典で、釈尊が摩訶陀国王舎城王宮内で、韋提希(いだいけ)夫人のために浄土往生の法を説いたもの。 阿闍世王の悪逆を悲しみ歎く母の韋提希夫人の求めに応じて、仏は神通力をもって諸々の浄土示現した。
夫人が特に極楽浄土を選んだので、仏はこれに応じて三福(世福・戒福・行福)浄業を示し、阿弥陀仏と極楽浄土の荘厳を十六観(日想観・水想観・地想観・宝樹観・宝池観・宝楼閣観・華座観・像観・阿弥陀仏観・観世音観・大勢至観・普観・雑想観・上輩生想観・中輩生想観・下輩生想観)に分けて説いた。
韋提希夫人と五百の侍女はこれを聞いて無生忍を得て往生し諸仏現前三昧を得たという。
善導(六一三-六八一)は『観無量寿経疏』を著して、本経は観仏三昧と念仏三昧を宗とし往生浄土を体とするが、仏意は一向に専ら弥陀の名を称えるにありとした。
源空はこれによって日本浄土宗を開創し一向専修念仏を提唱した。
日蓮聖人は本経は天台五時教判中の第三方等部所属の方便に過ぎないと批判している。
《『正蔵』一二巻、『遺文辞典』歴史篇「観無量寿経」の項、『大蔵経全解説大事典』「〇三六五・仏説観無量寿仏経」の項、『大乗経典解説事典』「浄土部」、『仏書解説大辞典』「観無量寿仏経」の項、『岩波仏教辞典』「観無量寿経」の項

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