仏書解説大辞典
仏書解説大辞典
ぶっしょかいせつだいじてん
一三巻・別一巻、本辞典は最初、小野玄妙(一八八三-一九三九)編「解説の部」一一巻(昭和八=一九三三-一〇年)・「仏教経典総論」(昭和一一年の初版本では第一二巻、その後昭和五三年に別巻として改訂発行)の計一二巻からなっていた。
その後、昭和三九年以降に「解説の部」一一巻が再刊されたが「仏教経典総論」は「解説の部」増補編纂の内容均斉上、別扱いとし再刊を保留した。
そして新たに丸山孝雄(一九二九-)編「解説の部」第一二巻増補一〔ア-ソ〕(昭和五〇年)・第一三巻増補二〔タ-ワ〕(昭和五三年)が刊行された。
この増補完成に際し、小野玄妙編「仏教経典総論」は別巻として改訂発行されたのである。
従って本辞典は、昭和五三年一月二〇日現在「解説の部」一三巻および「別巻」一巻の計一四巻よりなる。
小野玄妙編「解説の部」一一巻は、昭和七年一〇月三一日以前に書写・刊行された邦語・漢語の仏教典籍を「第一類、蔵経」「第二類、全書」「第三類、単行本の古写本、古刊本」「第四類、現在の単行本」「第五類、古逸書類」の五類に分類し、特に第一類と第二類の内容解説に重点を置いた。
解説は次の一〇項目に分けて行っている。
(1)題名、書名、具名、略名、異名併記(日本音・中国音・梵語名・西蔵語名・巴利語名を付記)。
(2)巻数。
(3)存・欠。
(4)著者または訳者、生存年代。
(5)著作年代または訳出年代。
(6)内容解説。
(7)末書(注釈書、参考書類)。
(8)写刊の年代。
(9)現所蔵者、図書館、書庫名。
(10)発行所名。
小野玄妙編「仏教経典総論」(初版本は第一二巻、現行は別巻)は第一部経典伝訳史、第二部録外経典考、第三部大蔵経概説の三部からなり、九八一頁の大冊である。
丸山孝雄編「解説の部」第一二巻増補一〔ア-ソ〕、第一三巻増補二〔タ-ワ〕は、昭和七年一一月一日以降昭和四〇年一二月三一日までにわが国において書写・影印・出版された邦語および漢文の仏教書、インド哲学・インド文学・宗教学の分野で仏教に関係深い書籍を収録し、前記一〇項目によって解説したものである。
編纂顧問は坂本幸男(日深)・中村元の両名で、斯学の長老の賛助および一二大学の協力により昭和五二年一月二〇日に完成した。