巻数
巻数
かんず
寺院において読経した経典の名前・数量、祈祷修法を行った日数・回数を記して結願の時、願主に送った文書。
願主に送る時、木の枝などにつけて送るのを常としたが、後世は短冊形の色紙に認めた。
巻数の文献上の初見は、行教が御願により宇佐八幡宮に参詣し、貞観三年(八六一)正月三日より読誦せしめたものとされる。
日蓮聖人入滅後、幕府は蒙古降伏、天下安全の祈祷を日蓮宗においても執行することを命じたが、日昭・日朗は、この祈祷は宗義に背くものであるとして拒否した。
しかし幕府はもし祈祷をしないなら諸堂を破壊し、日蓮宗を鎌倉より一掃すると脅したため、遂に祈祷の巻数を上って教団の壊滅をまぬがれることができた。