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方便

ほうべん #2391

方便

ほうべん

(一)下根衆生を真のえに導くために用いる、巧妙な方法手段。 またその法門
(二)法華経方便品の略。
(三)『摩訶止観』十章の内の一章。
(四)七方便などの聖位に入る手段として努める修行。
(五)目的のために利用する便宜の手段、てだて。
(六)都合のよいさま。
また天台大師は『法華文句』三上に、方便品の品題釈として少なくとも方便について三通りは心得ねばならぬとして「三種方便」をあげている。
(1)法用方便=衆生の機根に応じてその好む所の法を説くこと。 仏意をはさまない方便
(2)能通方便=対説法は真実でなく手段であり、この手段によって真実に至るべしというもの。 衆生機根意楽を導いて、仏意に来らしめんとする方便
(3)秘妙方便方便と真実と相対的にみるのではなく、真実の立場に即して妙用する方便はそのまま真実界の一つとする。
《『遺文辞典』歴史篇「方便」の項、『日蓮辞典』『岩波仏教辞典』「方便」の項》

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