妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三昧

さんまい #178

三昧

さんまい

samādhiの音写。
三摩地(さんまじ)、三摩提(さんまだい)ともいう。
定・正受・等持などと漢訳される。
心が静かに統一されて安らかになっている状態、心を一つの対象に集中させて平安の境地に入ること、禅定と同義。 宗教的瞑想の世界をいう。
正しい三昧を正定といい、六波羅蜜の中では禅波羅蜜、戒・定・慧の三学の中では定学がこれにあたる。
法華経に基づく三昧法華三昧(ほつけざんまい)というが、天台は実相中道の理を観ずる法として四種三昧の一つに立つ。 三七日の行道礼拝坐禅を兼ねて修し、その間懺悔・誦経等を行ずる半行半坐三昧がそれである。
日蓮宗では唱題三昧の語があるように、一心に仏祖に向って唱題専念し、その題目に乗じて法界と融じ、法楽の境地に至るのが三昧の極意であろう。
《『遺文辞典』教学篇「三昧」の項、『岩波仏教辞典』「三昧」の項》

← 事典トップ