行道
行道
ぎょうどう
遶仏(にようぶつ)または施遶ともいい、仏または塔のまわりをめぐることをいい、古代インドの習慣が、そのまま法儀に採り入れられたものの一つである。
法華経の中にも「右遶三匝」、「右遶七匝」などの語がしばしば出てくるが、三匝は身口意三業、七匝は、七覚支の意味をもつと宗定法要式に述べている。
また、行道には散華行道、誦経行道、礼賛行道などがあるが、そのいずれでも各人の間隔を等分に保ち、しかも途中で立ちどまることのないように習熟することが肝要である。
なお、通常の行道は宝塔あるいは施餓鬼壇等をめぐって円形を描くものであるが、曹洞宗空印寺の面山瑞芳(江戸時代の人)が考案したという常香盤式行道(別名を櫛の歯行道という。
)も多勢の式衆の場合には効果的である。
《『遺文辞典』歴史篇「行道」の項》