妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

散華

さんげ #2343

散華

さんげ

前に花を供養する方法の一つで、現行の花供養の法には、散華、盛華、立華があり、このうち、散華と盛華は、釈尊ご在世のインドですでに行われていたもので、現在もインド、タイなど南方の仏教国では、生花を撒き散らして供養することが行われている。
法華経化城喩品には「散華奉宮殿、請転法論」などと説かれている。
なお、散華には通常、蓮華の花葩を象った五色の紙、あるいは人、楼閣などを描いたものを用いるが、の葉、菊花、蓮の花びらなどの生花を用いる場合もある。
また、説法の高座から撒き、あるいは結縁のしるしとして渡す華葩(けは)を除いては、首題、経文等を書くことは適当でない(法要に於ては、行道中に足下に踏み散らすこともあるからである)。
散華には、法要開始に先立って行う場合と法要中に「散華」の声明を唱えつつ行う場合、また、行道しつつ行なう場合とがあるが、そのいずれも華を撒布して道場を荘厳し、諸仏諸尊来臨の座を設け供養するとの意味である。
《『遺文辞典』教学篇「散華」の項、『広説仏教語大辞典』『新版仏教学辞典』『岩波仏教辞典』『図説仏教語大辞典』「散華」の項》

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