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礼拝

らいはい #4265

礼拝

らいはい

敬いの心を身体による行為として表わすインド伝来の礼法のをいう。
礼拝は諸行のうち、自ら信を起し、他をして信を起さしむる要儀であるため、法要式の所作中最も核心をなすものである。
充洽園礼誦儀記十正修第二に「諸行の中に礼拝は、最も信心念心の起き易きものなり」「弘決の二に云く、礼請は皆須らく意地精誠にして身儀礼を設くべし」とある。
(1)揖(ゆう)=合掌し頭をたれる礼をいう。
(2)胡跪(こき)(互跪ともう)=帰依存重の相であって、尊命あらば直ちに起たんとするの意を表するものである。
宮崎英修『日蓮宗信行要典』によれば「跪(ひざまず)く礼に胡跪・長跪がある。胡跪は、古くはインド西域地方を総称して胡と呼んだから、胡人の礼法である跪拝を胡跪といった」とある。
胡跪は比丘の姿勢といわれ、左膝を浮起し右足は爪立て膝を地に着け、右のもも、左の膝及び臀の三処が地に着かないようにする。
この、左掌を上に向け右掌をその上に履い、拇指を交互に組合せて左膝頭の上に置く。
に亘る場合には右足を爪立てることを止めてもよい。
長跪は起源的に見れば釈尊比丘尼のために特に許された姿勢といわれてるが、両膝を地につけ、両足を爪立て踵上に臀を載せた形で、現在では一番多く用いられている姿勢である。
(3)伏拝=恭敬至極の相である。
直立合掌の姿勢から徐ろに右足を半歩引き、次に左足を引いて右足にそろえ、前にかがみながら合掌を解いて法衣をさばき右膝、左膝の順について長跪する。
長跪しておもむろに伏しながら両掌を上に向け、両肘を膝頭とそろうあたりまで伸し、額を地につけ、両掌は指を平らにそろえて耳の辺まであげ、世尊の御足を頂く心持で礼し、しばらくしておもむろに長跪合掌の姿勢にかえる。
起居礼は投地礼ともいい、長跪合掌の姿勢から起立し、曲躬抵頭をなし、着座長跪して伏拝することをいう。
曲躬抵頭とはおもむろに上体を前に曲げ、同合掌のまま両腕をやや丸味をつけながら指頭と額と水平になる程度に伸して頭を下げこの時襟首の見えない姿勢で、しばらくして元の姿勢に復する事をいい、礼拝の所作の中で最も丁重なものである。
(4)合掌=精誠一心の相であって、心気を合一にし、いささかの雑念なく、専心仏を念じ礼拝を行ぜんがための形をいう。
本宗では左右の指掌を密着させる堅実心合掌を用いる。
これは中指の頭を咽喉の高さにし、両拇指の第二関節を軽く胸に着け、両肘を張らず、脇下へ自然に垂れる型の合掌である。
《『遺文辞典』歴史篇「礼拝」の項》

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