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御書鈔

ごしょしょう #2118

御書鈔

ごしょしょう

『健鈔』(ごんじよう)ともいう。
日健等述、日泰集録。 二五巻。
本書は日健・日禘・日能・日耀の四師が、日蓮聖人遺文の録内御書一四七篇について述したものの筆録である。 そのうち、『開目抄』上・中を日禘、『撰抄』上・『報恩抄』下を日能、『本尊抄』を日耀が述し、その他のすべての巻を日健が述したから『健鈔』と通称される。
各篇の述は、まず初めに遺文の標題、大綱、述作の時処、縁由、対告者等について解説し、次いで本文を抽出して解釈を加えている。 ただ『本尊抄』だけは各条目を列ねて問答体によって解釈している。 また述の終りに著作の日付等を付記し、遺文の書誌学的考証を行っている。
本書述の詳細な年代は不明であるが『本尊問答鈔』等に永正三年(一五〇六)と記されていることから、日健の述はこの前後の永正年に行われたものと考えられる。 『本尊抄』の末尾には大永七年(一五二七)とあるが、これは日泰が一応編集した後に仏心日珖が校訂したとき、『本尊抄』が中山相伝の重要書であるところから、日耀の録を採用したことによると思われる。
《『御書鈔』(『日全』)、『日蓮辞典』「御書鈔」の項、小松邦彰・花野充道『日蓮の思想とその展開』(春秋社『シリーズ日蓮』二)、高森大乗『昭和定本日蓮聖人遺文諸本対照総覧』山喜房書林

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