ごしょわごしき
五巻。
久成院日相(一六三五―一七一八)述。
延宝七年(一六七九)撰述。
本書は日蓮聖人遺文の録内御書一四八篇の特に和語について註釈したものである。
内容は、まず真蹟の所在、述作の年代、真偽の問題について考証し、次に遺文の要文要句を掲げて随文解釈の形態で、真蹟との対照校合、流布本との訓点の相違等の書誌学的考証を行っている。
宗義に関する註釈はないが、特に遺文の和語を取上げて研究したものとして、遺文註釈史上に特異な位置を占める。
《『日蓮辞典』「御書和語式」の項、小松邦彰・花野充道『日蓮の思想とその展開』(春秋社『シリーズ日蓮』二)》