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録外微考

ろくげびこう #5052

録外微考

ろくげびこう

二巻。
玉沢二七世禅智日好(一六五五-一七三四)著。
著作年代不明。
享保二〇年(一七三五)刊行。
録内扶老』の著者日好が録外御書一六七抄について、人名、故事、事蹟等について注釈を加え簡略にそれぞれ典拠をあげて解説したもの。
録外御書は寛文二年(一六六二)に二五巻二五九通が公刊されているが、録外は偽書が多いとして研究の対象には取上げられなかった。
日好が簡略ではあるが最初に注釈を加え、文献学的考証にもふれ『本満寺御書』を底本とした他本との校訂まで行ったことは、遺文注釈史上特筆すべきことである。
この『微考』によって遺文研究は大きな展開を遂げる。
後出した『録外考文』とともに録外御書研究の要典である。
日蓮宗全書』所収。
《『遺文辞典』歴史篇「録外微考」の項、小松邦彰・花野充道『日蓮の思想とその展開』(春秋社『シリーズ日蓮』二)、高森大乗『昭和定本日蓮聖人遺文諸本対照総覧』山喜房書林》

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