妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

相伝

そうでん #4214

相伝

そうでん

師から弟子へと正しく法門が伝えられること。
または伝えられてきた法門をいう場合もある。
別に相承ともいう。
法門が書きとめられて伝えられ来た書を相伝書という。
『日女御前御返』に「法華経を受け持ちて南無妙法蓮華経と唱ふる、即五種の修行を具足するなり。此事伝教大師入唐して、道邃和尚に値ひ奉りて、五種頓修の妙行と云ふ事を相伝し給ふなり」(定一三七七頁)とあり、また内的相伝を示して「教主釈尊の一大事の秘法を霊鷲山にして相伝し、日蓮が肉団の胸中に秘して隠し持てり」(『南条兵衛七郎殿御返』定一八八四頁)と。
日蓮聖人には、(1)釈迦・天台・伝教につづく法華経流布の系譜(外相承)、(2)釈迦内証の意を伝えるとする(内相承)の二つの法華の相伝がある。
聖人滅後、各門流が拡大細分化するに伴っていろいろな法門の相伝書が出現した。中でも本尊曼荼羅に関する相伝書が数多くつくられた。
また中古天台の口伝相承の影響のもとに恐意的な相伝書も現れた。
《『遺文辞典』歴史篇「相伝」の項》

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