内証
内証
ないしょう
内心の証さとり。
真理を内心に証得すること。
これに対し自己内心の悟りを他に示すことを外用という。
諸仏菩薩にそれぞれ内証、外用があって衆生を教化する。
ただし爾前諸経が随他意の説法であるに対し、法華経は無問自説の随自意の教えである。
従って法華経は釈尊の真の内証をそのまま説き示された教えであるといえる。
末法為正の立場からこれをみると、釈尊の御本意はいわゆる「内証の寿量品」(『観心本尊抄』定七一五頁)である。
これは即ち『開目抄』に示された寿量品文底の一念三千(定五三九頁)であり、末法下種の要法(題目の五字)にほかならない。
《『遺文辞典』教学篇「内証」の項、『日蓮辞典』「内証」の項》