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内証の寿量品

ないしょうのじゅりょうほん #792

内証の寿量品

ないしょうのじゅりょうほん

の自己内心に証得された本門寿量品のこと。
日蓮聖人の『観心本尊抄流通分の段に出てくる語。
「所詮迹化・他方の大菩薩等に、我が内証の寿量品を以て授与すべからず。末法の初は、謗法の国にして悪機なる故に之を止め、地涌千界の大菩薩を召して、寿量品の肝心たる妙法蓮華経の五字を以て、閻浮の衆生に授与せしめたもう也」(定七一五-六頁)。
この「内証の寿量品」とは、寿量品文底の本法のことで、久遠実成の教主釈尊の証悟したる久遠の本法、仏種妙法蓮華経の五字をいう。
ち次文に出てくる「寿量品の肝心たる妙法蓮華経の五字」とその法体は同じである。
両者の表現の違いについては、望月歓厚観心本尊抄講義』に、迹化他方への否定については在世の本法に約して「内証の寿量品」といい、本化への付嘱には末法の本法に約して「妙法蓮華経の五字」という、との解説がある。
この「内証の寿量品」で注意すべきことは、その内証があくまでも教主釈尊の内証であり、「寿量品」と書かれているように、どこまでも法華経の本門の経に即した本法であるということである。
大石寺派はこの「内証の寿量品」を直ちに久遠元初の無作常住の南無妙法蓮華経と論ずるが、それは畢竟、教を捨て理に走る結果となり、本門寿量品の世界から逸脱してしまうことになる。
《『日蓮聖人御遺文講義』巻三、『遺文辞典』教学篇「内証寿量品(ないしょうのじゅりょうほん)」の項

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