妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

中山

なかやま #320

中山

なかやま

市川市中山の法華経寺の通称。
小松原法難の後、法華経寺で養生中の日蓮聖人は、法難の際の守護神となった鬼子母神を刻んでこの寺に安置したというが、それに因んで出された護符は「中山の剣難除」(歌舞伎『小袖曽我薊色縫』)として文学作品にも語られるほど流行した。
また五重塔前の大きな銀杏は、池上本門寺で行われた日蓮聖人の第三回忌法要に遅刻した日頂が、参列を許されなかったことを悲しんでこの木の周囲(当は日頂の義父富木入道日常邸の庭)を泣きながらまわったというところから泣き銀杏と称されている。
梅渓高須芳次郎に「泣銀杏物語」(『日蓮主義』第二巻第十号)の作がある。

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