原文対照口語訳日蓮聖人全集
原文対照口語訳日蓮聖人全集
げんぶんたいしょうこうごやくにちれんしょうにんぜんしゅう
全七巻。
大正一〇年(一九二一)八月-一四年六月に刊行。
発行所は隆文館(日蓮聖人全集刊行会)。
日蓮聖人降誕第七〇〇年報恩記念として企画され、日蓮聖人遺文の原文と対照させながら口語訳を記載し遣文の普及をめざしたもの。
監修は清水龍山、執筆者は外山英酋、加藤文雄、山田一英、浅井要麟、柴田一能、島田勝存、望月歓厚、守屋貫教の八師。
日蓮聖人遺文を一般に読ませるための手引として編纂、平易通俗を旨とし読んでただちに理解できるよう総ふり仮名付の口語訳をほどこしている。
訳文がそのまま解釈・解説になっている点が特徴で、各篇に簡単な解題を付け、教義・信仰・事蹟に関する諸篇のほか弟子や信者に与えた消息類を集録した。各篇にわたって口語に翻訳されている。
なお術語や成語は「是非とも知って居らねばならぬ」との意向から、そのまま記述されている。
主な集録遺文は次の通り。
第一巻『立正安国論』『教機時国鈔』など七篇、四条金吾への三八篇、
第二巻『開目抄』『法華取要鈔』など一二篇、富木氏への三八篇。
第三巻『撰時鈔』『下山鈔』など六篇、上野氏への五二篇。
第四巻『報恩鈔』『唱法華題目鈔』など一一篇、清澄への九篇、太田氏への一四篇、曽谷氏への九篇、比企氏への二篇。
第五巻『観心本尊鈔』『顕仏未来記』など一七篇、弟子檀那への五七篇。
第六巻『波木井御書』『身延山御書』など一三篇、弟子檀那への五七編。
第七巻『守護国家論』『法華大綱鈔』など一一篇、檀那への四一篇、『十一通御書』など一五篇、『行敏状』など四篇。