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親鸞

しんらん #4734

親鸞

しんらん

(一一七三-一二六二)
浄土真宗の開祖。範宴・綽空・信と称す。
皇大后大進日野有範の子に生れた。
九歳で出家、叡山の堂僧を務めた後、二九歳の時に法然の門に入り専修念仏帰依した。
法然念仏教団弾圧に連座して越後の府に流された。 この配所で恵信尼と結婚、非僧非俗の生活を送り愚禿と称した。
赦免後も越後にとどまり、やがて関東へ移住、常陸稲田を足場に、約二〇年間にわたって農民を中心に布教し、弥陀の本願による悪人正機を説き絶対他力の立場を強調した。
帰洛後、実子鸞を義絶して専修念仏を守ると共に、衆生側のはからいを不用とし一切を弥陀のはからいにまかせる自然法爾(じねんほうに)の境地を深めた。
正嘉大地震には「生死無常のことはり」とし「くはしく如来のときをかせおはしましてさふらふうへは、おどろきおぼしめすべからず」(『末燈鈔』)と述べ、現実的状況への信仰実践に向うよりも、弥陀本願への絶対的立場によって現世の救済も決定されるとした。
主著は『教行信証』『愚禿鈔』『正像末和讃』など。
《『親鸞辞典』「親鸞の生涯」(東京堂出版)、『岩波仏教辞典』『日本仏教人名辞典』『国史大辞典』七巻「親鸞」の項》

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