妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

絶対他力

ぜったいたりき #4462

絶対他力

ぜったいたりき

浄土義を把握する語であり、他力を徹底化させ、自力の要素を一切認めぬことをいう。
他力とは自力に対する語であり、成仏の際に働く力用が仏・菩薩等による場合を指す。
特に浄土真宗にては阿弥陀仏の十八願・浄土宗西山派では法蔵比丘の成道にそれを認める。
聖道門の諸宗では自信を自力とみるわけであるが、浄土真宗等では信力さえも他よりの力用の中へ還帰してしまうのである。
日蓮聖人は遺文の中で阿弥陀仏に対する帰依を徹底的に批判し、浄土教における絶対他力の概念を承認されてはいない。
求道者自身の力を否定し、行及びそれに付帯する倫的・人格的向上を等閑視するところが見られるからである。
《『遺文辞典』教学篇「他力」「他力本願」の項》

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