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念仏

ねんぶつ #2158

念仏

ねんぶつ

を念ずること。
念仏念仏・念法・念僧・念戒・念施・念天の六念の一で、仏道修行の基本的行法の一とされる。
これにの名を口に称える称名念仏(口称念仏)と、静座して仏の相好や功徳を観念する観想念仏と、仏の法身・中道実相の理を観念する法身念仏(実相念仏)とがある。
また念ずる対象の違いから諸を念ずるものと、一を念ずるもの釈迦念仏・弥陀念仏・弥勒念仏・薬師念仏等の別がある。
念仏では観念・称名も重んじるが、法然浄土教では観念よりも称名を重んじ、他の行法をまじえず、ひたすら称名して浄土を願うのを専修念仏という。
また称名を自己の力で努め励むのを自力念仏、専ら阿弥陀仏の本願力にすがるのを他力念仏という。
なお称名を音楽的に行うものに、中国の法照によって始められた五会念仏(ごえねんぶつ)(五音の曲調に寄せて音楽的に五会に分けて念仏する)があり、比叡山には五台山の法道から伝えられたという引声念仏(いんぜいねんぶつ)(声を引いて念仏する)があり、民間では踊りながら念仏する踊念仏(空也念仏、六斎念仏)がある。
また日本では比叡山に常行三昧の不断念仏(一定の日時を定めて昼夜休みなく弥陀の名号を称える)が円仁の頃から行われ「山の念仏」といわれた。
源空善導の教に基づき浄土宗を立て、弥陀の本願力によって浄土に往生する念仏の一行が根本であるとした。
このように念仏には多種多義があるが、源空の浄土宗興隆によって、一般的に念仏といえば、阿弥陀仏の名を称える称名念仏、即ち口に南無阿弥陀仏と称えることを指すようになった。
《『遺文辞典』教学篇「念仏」の項、『日蓮聖人大事典』「日蓮聖人と阿弥陀如来・念仏」の項、『広説仏教語大辞典』「念佛」の項、『日蓮辞典』『新版仏教学辞典』「『岩波仏教辞典』「念仏」の項》

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