妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

五音

ごいん #473

五音

ごいん

「ごおん」とも。
声明の節付けに用いる音階のことで、宮(きゆう)、商(しよう)、角、徴(ち)、羽(う)と呼ぶ。 これは雅楽で用いる中国伝来の五音の呼称を、そのまま踏襲しているのであるが、ただ声明の五音には、上曲(呂旋法)、中曲(中曲旋法)、下曲(律旋法)の三種をあげ、図表のように五音のとり方を異にしており、従って、そこにあらわれる音楽的雰囲気も各々ちがったものをもっている。
呂曲、律曲について、ごく大まかな区別をするならば、呂曲は陰気、律曲は陽気ということであり、宗定声明七曲は、律曲旋法によって節付けられたものであることは『宗定法要式声明篇に記されている通りである。
《『遺文辞典』歴史篇「五音(ごおん)」の項、『広説仏教語大辞典』「五音」の項》

図版

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