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留学生

りゅうがくせい #4172

留学生

りゅうがくせい

宗門から学費を支給されて所定の学府において所定の学問を攻究する学生のこと。
これは宗門が布教伝道の法器を養成するために信念堅固で優秀な人材を選び、内地または外国に留学させ、宗学、仏教学または宗務総長が特に指定する学術の研究に従させる制である。
内地に留学する者を内地留学生、外国に留学する者を外地留学生または海外留学生と称している。
留学生となるための資格は、
(一)本宗僧侶で、大学卒またはこれと同等の学力を有する者、
(二)日本に留学した外人で、宗務総長が適当と認めた者。
留学生となるための手続は、宗務所長を経て一月末日までに、その旨を宗務総長に申請する。
但し在学者は学校長の推薦が必要である。
前記の外人で留学生となるためには開総長または外務公館の推薦が必要である。
留学生の採用人員、支給金額及びその期間は、宗務総長がこれを決定する。
なお採用の許可を受けた者は保証人連署で誓約書を提出し、留学期中は毎年の終りにその研究に関する項を詳記した報告書を総長に提出しなければならない。
指定年限の修学を終ったは、成績報告書を宗務院に提出する。
宗務総長は指定年限の修学を経た者に対し宗内における職務を指定し、これに従させることができる。
なお学の成績不良の者または学達成の見込のない者に対しては学費の支給を停止する。
この場合、支給した学費の全部または一部を返還させることができる。
疾病その他已むを得ない故により休学するは、一年に限りその修学期を延長することができる。
但し休学中は学費の支給を停止することになっている。
日蓮宗法規』(昭和八年版)「日蓮宗教育法」。
現行『日蓮宗宗制』「育規程」。
宗制による海外留学生としては、岡教邃(度)、木村龍寛()、遠山潮徳(米)、荒木清忍(米・独)、加藤文雄(英)、守屋貫(独)、石塚錬慧(独)、志水義暲(独)、久保田正文(英)、浜田本悠(独)、石川海浄(英・独)、高橋海定(独)。
内地留学生は石川海典(高野山)、影山堯雄(京都)、井上恵宏(叡山)、塩田義遜(東京)、柿沼勝孝(東京)、鈴木一成(東京)、昇塚清研(東京)、望月宣諦(法隆寺)、望月歓厚(東京)、浅井要麟(東京)、渡邊泰道(東京)、片山随英(京都)、竹田智道(東京)、江原亮瑞(東京)、田中恵春(比叡山)、中村瑞隆(京都)、他に多数の留学生があるが、手許に明確な資料がないので記載できない。
《『立正大学一覧』昭和七年、『宗報』》

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