妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

化導

けどう #898

化導

けどう

涌出品等に出てくる化示導の意で、衆生を教化して仏道に入らしめることをいう。
また台の教判である三種教相中の第二「化道の始終不始終」でいう化道の場合は、仏が衆生を導く中で示す種熟脱の三益の過程を指す。
因に日蓮聖人化導は究極的な仏及び教法(法華経)を現実社会の中で実践し、その中で自己の姿を見出しながら示していくところにある。 ち「事行南無妙法蓮華経の五字」(定七一九頁)をもとに、真なる社会形成(土建設)を歴史上に具現し、その中で人の生き方を訴えようとしたのである。 教相としての五義(教・機・時・国・師)は化導の形態にもなってくるといえよう。
この点、来世浄土に期待して現実を生きる姿を示す法然や、坐禅の中で主体的な自己を実証していこうとする道元とは異なる点がある。
《『遺文辞典』教学篇「化道・化導」の項、『日蓮辞典』「化導」の項》

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