じぎょう
事相の行法。
法華経本門の修行。
事の一念三千。
『観心本尊抄』には南岳・天台等の迹面本裏の一念三千を評して「但だ理具を論じて事行の南無妙法蓮華経の五字並に本門の本尊いまだ広く之を行ぜず」(定七一九頁)と述べられている。
末法における法華経の修行には身命に及ぶ大難が必ず興起する。
大難の中にあって本門の本尊を建立し、これに向って南無妙法蓮華経と唱えることを「事行」という。
法華経の信心(意持題目)において法華経を色読(身持題目)し専ら本尊に対して題目を唱える(口持題目)三業円満の法華経修行を事行といい、ここに「我等」の救済が実現するのである。
《『遺文辞典』教学篇「事行」の項》