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阿弥陀経

あみだきょう #5136

阿弥陀経

あみだきょう

一巻。 四〇二年に鳩摩羅什(三四四-四一三)が訳出。 『小無量寿経』『小経』『四紙経』とも称される。
本経の異訳に、四五五年求那跋陀羅訳の『小無量寿経』(一巻、現存しない)と六五〇年玄奘訳の『称讃浄土仏摂受経』(一巻)の二本があるが、羅什訳だけが中・日本に広く流布し読誦されている。 釈迦の説中の方等部に属し、『無量寿経』『観無量寿経』と併せて浄土三部経と呼ばれる。
本経はが祇園精舎において舎利弗等のために、西方極楽浄土の教主阿弥陀仏の功徳とその浄土の荘厳を説き、諸仏が証誠し讃嘆する浄土に往生するには弥陀の名号を一心不乱に称えることにある、と平易に浄土信仰を説き明かしている。 また六方の諸広長舌相を出して釈迦の教説の真実不虚妄であることを証明し、念仏衆生を護念すること等を説いている。
本経は台教学の五時八教判では第三方等部の所属であり、日蓮聖人もまた天台教判の見方を継承して、権実判の立場から本経を未顕真実の方便権教と位置づけ、教主阿弥陀仏娑婆世界とは無縁のであると批判している(『正蔵』一二巻)。
《『遺文辞典』歴史篇「阿弥陀経」の項、『大蔵経全解説大事典』「〇三六六・仏説阿弥陀経」の項、『大乗経典解説事典』「浄土部」、『岩波仏教辞典』『仏書解説大辞典』「阿弥陀経」の項》

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