こうちょうぜつ
(1)仏の舌の称。
仏の三十二相の一つ。
仏の舌は長く、のばせば顔を覆って髪のはえぎわにまで至るとされている。
これはその言葉に虚妄のないことを表す一つの特質である。
故に法華経神力品には、法華経の教えが真実であることを証誠するために、釈尊及び十方の諸仏が「広長舌を出して上梵世に至らしめ」たとある。
日蓮聖人は、この神力品の広長吉相を遺文にたびたび引いて法華真実の証明としている。
(2)転じて説法そのものをいう。
《『遺文辞典』教学篇「広長舌相」「三十二相」の項、『岩波仏教辞典』「長広舌(ちょうこうぜつ)」「三十二相」の項》