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本化別頭高祖伝

ほんげべつずこうそでん #3345

本化別頭高祖伝

ほんげべつずこうそでん

二巻。
身延山三二世智寂院日省(一六三七-一七二一)著。
詳しくは「本化別頭末法高祖日蓮大菩薩伝」という。
享保五年(一七二〇)身延山にて著す。
享保二一年(一七三六)刊。
日蓮宗全書日蓮上人伝記集』所収。
日省は身延山三〇世寂遠日通(一六一四-七九)の高弟。
飯高檀林で『法華玄義』を、水戸三昧堂檀林では『法華文句』をじた。
元禄一一年(一六九八)身延に晋山。
本書の跋によると、日省は身延の貫主となることによって、身延山に秘蔵されていた日蓮聖人の伝記に関する文書を発見したという。
本書はこれらをもとにして、日蓮聖人の誕生から入滅に至るまでを記したものである。
ことに、聖人をまず本化上行菩薩と規定し、その生涯は龍口地神・三十番神・七面天女・嚴島明神など種々の神の加護によるものとして描かれている。
なお、日省の弟子・身延山三六世六牙院日潮(一六七四-一七四八)が著した『本化別頭仏祖統紀』の中、「高祖本紀」において、随所に本書の書き写しが見られる。
ち日潮は、日省の著した本書をもとにして『本化別頭仏祖統紀』を著したものと考えられる。

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