妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三輪

さんりん #239

三輪

さんりん

(一)身・口・意の三をいう。
輪とは車輪の意味で、摧碾の作用があり、如来の身業に通を現じ、口業に説法し、意業に機に鑑みて能く衆生の煩悩惑業を摧碾するところから、譬えて三輪という。

(二)真諦が一代の教を三分に分けた三輪をいう。
(1)仏陀が成道した後に、諸法の実有と人我の空を説いた転法輪
(2)その後、諸部の般若を説き、一切皆を明らかにした照法輪
(3)三〇年後、深密等の経において非有非中道を説いた持法輪
これを真諦三輪という。

(三)嘉祥が法華経信解品に基づいて立てた教判
(1)華厳経のようにもっぱら菩薩のために一因一果の法門を開く根本法輪、
(2)小乗の諸経や諸大乗経のように一仏一乗において分別して三乗とする枝末法輪、
(3)法華経のように三乗を会して一仏乗に帰せしめる摂末帰本法輪。
これを吉蔵三輪という。

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