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方等陀羅尼経

ほうどうだらにきょう #2393

方等陀羅尼経

ほうどうだらにきょう

『大方等陀羅尼経』、『大方等檀持陀羅尼経』等ともいわれ、北凉の永安年中(四〇二-四一一)に法衆が翻訳したもの。 四巻。
摩訶袒持陀羅尼について説いた経典で、巻第一-初分、巻第二-初分余、授記分、巻第三-夢行分、巻第四-護戒分、不思議蓮華分より成り、初分は仏が摩訶袒持陀羅尼を初め一八種の陀羅尼門を説き、雷音比丘が三昧に住するのを妨げる袒荼羅魔王を華聚菩薩が摩訶袒持陀羅尼をもって降伏し、菩提心を起させること等を説く。
第二巻の初分余は栴檀如来、宝王仏等の本事、陀羅尼の功徳等を説き、授記分は仏がこの陀羅尼経を阿難に付嘱し、雷音比丘、五百の大弟子、六万の天子、餓鬼、阿修羅等にまで成仏の授記を与えることを述べるが、ここで文殊師利法王子と舎利弗の間に声聞授記についての問答が行われていて、『開目抄』(定五四五頁)の引用文はその中のものである。
第三巻の夢行分は十二夢王と七日行法等について説き、第四巻の護分は比丘比丘尼、沙弥、沙弥尼等の護戒、犯戒、懺悔及び滅罪の陀羅尼等を説き、最後に不思議蓮華分でこの陀羅尼経典の流通と功徳を説く。
南岳大師慧思はこの経典によって方等三昧を行じ、天台大師智顗はそれを四種三昧の中に加え、『方等懺法』一巻を作り、門人に修行させようとした。
《『正蔵』巻一二、『遺文辞典』歴史篇「方等だらに経・方等陀羅尼経」の項、『大蔵経全解説大事典』「一三三九・大方等陀羅尼経」の項、『仏書解説大辞典』「大方等陀羅尼経」の項》

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