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悪鬼【教学】

あっき #2191

悪鬼【教学】

あっき

人の幸福を妨げ、または命を奪う神・衆生悪鬼神(あくきじん)ともいう。 夜叉・修羅・魔王等のこと。 鬼(法華経陀羅尼品の鬼子母神・十羅刹女の如き、悪鬼を取啖(くら)い法華経の行者を護る神)に対する語。
(1)十界の中の一つである餓鬼道の通力あるものをいう。 よく人の功徳・生命を奪う。 狭義の悪鬼神のこと。
(2)修羅界の悪霊。 人に憑(つ)いて悪業を起こさせる。
(3)界の第六の王たる魔王、及びその眷属をいう。 と同じ。 法華経勧持品の「鬼入其身」(鬼その身に入る)の「鬼」とはこの義である。 そこでは鬼が衆生の身に入って、法華経を護持する者をののしり侮辱すると説かれている。 日蓮聖人は、この文の悪鬼を大悪鬼とし第六天の魔王と判じている。
(4)人界の怨憎の激しい死霊のこと。 『妙法蓮華経勧持品第十三』に「悪鬼其の身に入って 我を罵詈毀辱せん 我等仏を敬信して 当に忍辱の鎧を著るべし」とあり、日蓮聖人遺文にも立正安国論』『安国論御勘由来』『守護論』『災難対治抄』等多数の記述がある。
《『遺文辞典』歴史篇「鬼」の項》

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