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大通智勝仏

だいつうちしょうぶつ #1381

大通智勝仏

だいつうちしょうぶつ

法華経化城喩品に説かれる
大通・大通ともいう。
衆生との結縁関係が今番出世(インド応現)の仏より始まるのではなく、過去三千塵点劫の昔よりすでにあったことを示す。
ち大通釈尊以前三千塵点劫の昔、大相という時代ので、もとは好城王であり、一六人の王子があった。
のちに王位をすてて出家、成道してとなった。
一六王子も出家して沙弥となり、大通の法華経説法によってそれぞれとなった。
その第一六王子が釈迦牟尼である。
大通は法華経説法ののち、長い禅定に入ったため、一五王子はそれぞれの国土に赴き、それぞれの座にのぼって説法したが、第一六王子の釈迦牟尼のみ娑婆世界にのこり、娑婆国土の衆生に法華経を説法した(法華覆講)。
これによって娑婆国土の衆生は仏によって下種結縁されたのである。
これを大通結縁という。
これによって直ちに成仏した者もあり、他の教えによって成熟され、今番出世のの法華説法を聞いてついにになった者もいる。
しかし大乗を忘れて小乗に退転したため、いまだ仏種を開発しえなかった者もいる。
それが正像二千年に脱益を得た衆生である。
《『遺文辞典』教学篇「大通」・歴史篇「大通智勝仏」の項、『広説仏教語大辞典』「大通智勝如來」の項、『岩波仏教辞典』「大通智勝仏」の項》

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