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三周説法

さんしゅうせっぽう #135

三周説法

さんしゅうせっぽう

法華経迹門(しやくもん)正宗分の説法を三段に分けたもの。
法説周譬説周因縁周をいう。
には能力や機根や体質などによって種々な相違があるので、一律な教えの説き方ではすべての人々を救済することが出来ないため、釈尊は諸法実相の教え(略開三顕一段)を分別して三通りの説示(広開三顕一段)を展開された。
法説周は法華経方便品で説かれ、仏教の根本思想である諸法実相の理を示すために、四仏知見を説き、諸仏出世の本懐はすべての人を仏知見に開示悟入させるにあると一乗平等の根本問題を説示す。 これは智恵第一の舎利弗など上根の人々を救済することが目的である。
譬説周舎利弗よりも能力のおとった中根の四大声聞を対象としたものであり、譬喩品に示される三車火宅の喩をもって、たとえ話を中心にした解りやすい説示で一乗思想を展開したものである。
因縁周はそれでもなお一乗思想を理解出来ない能力のおとった下根の人々のために、過去の大通智勝仏以来の仏と凡夫との因縁をのべることによって自己がいかに仏と縁の深い人間であったかを思いおこさせようとした説法であり、化城喩品を中心にして説示せられる。
このような説示のあり方をしたのは釈尊の大慈悲心の現れであり、これにより一切の人々は救済せられたとされている。
《『遺文辞典』教学篇「三周説法(さんしゅうのせっぽう)」の項、『日蓮辞典』「三周説法」の項、『天台学辞典』「三周説法」「法説周」「譬説周」「因縁説周」の項》

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