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阿閦仏

あしゅくぶつ #5145

阿閦仏

あしゅくぶつ

阿閦はAkṣobhyaの音写、阿閦鞞、阿閦婆とも音写する。 意をとって無動、不動無瞋恚と訳される。
阿閦仏国経』などによると過去に東方の阿比羅提(abhirata)国に出現した大日如来の所で発願修行して成仏し、今、快・妙喜・妙楽と名づける土において説法しているという。
密教では金剛界五仏の一つで、東方に住し大円鏡智発菩提心門を表し、吽hūṃを種子、五鈷杵を三摩耶形とする。
阿閦仏は『法華経』では三千塵点劫以前大通智勝仏十六王子の第一智積王子であって、法華経を修行し説法する仏、ないしは久遠本仏の分身と見られるべきである。
日蓮聖人は『立正安国論』などに歓喜仏の末世に覚徳比丘を護って法難に殉死した有徳王が阿閦仏国に生れて仏第一の弟子となったとする『大般涅槃経』の経文を引いている(定一四七一頁)。 日蓮聖人遺文では、『立正安国論』『守護論』『聖愚問答抄』等にみえる。
《『遺文辞典』歴史篇「阿閦仏」の項、『岩波仏教辞典』「阿閦仏」の項、『図説仏教語大辞典』「阿閦如来」の項》

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